IT革命で何か変わったかと言えば、一に商品が生産者から消費者に直接渡るので流通コストが大幅に削減される。二にインターネットによる商品の販売網が無限(?)に拡大される。家に居ながらにして商品やメーカーを選べるので、主婦はもちろん、老人、身障者も気心に利用し、商品を購入できるなど、従来の商品取引をまったく変えてしまうシステムが構築されます。例えば、ソニー・コンピュータエンタテインメントから「プレイステーション2」というゲーム機が発売されていますが、この商品の販売は三割がメーカーがインターネットで直接消費者に販売したということです。こうなると、街の電器店さんや問屋さんは不要ということです。このIT革命は、経済だけでなく、政治、社会、教育と、今後まさに革命的に社会を変えていく可能性があります。教育だって、すでにテレビコマーシャルでアメリカの大学が、インターネットで学びMBA(経営学修士)の資格が取れるようなことを言っています。要は、アメリカと日本の情報通信分野の差は、日本人とアメリカ人の個性の差がここに来て表面化してきたように思います。
β‐カロチンは緑黄色野菜に多く含まれており、ガン予防効果のある成分として多くの人に知られています。培養細胞試験や動物実験で「β‐カロチンはガン予防効果がある」とする研究結果はたくさん報告されています。一九九三年の中国林県で三万人弱の人を対象にした研究でも、β‐カロチンを含む栄養素を投与された集団は、他の複数の栄養素(ビタミン、ミネラルなど)を投与された集団に比べて、全ガンでの死亡率が一三%低いことがわかりました。特に胃ガンに対する効果が顕著で、β‐カロチンとビタミンなどを用いたガン予防効果が注目されました。これとは逆の研究調査結果もあります。一九九四年、男性喫煙者(約二万九〇〇〇人)を対象にしたβ‐カロチンの摂取と肺ガン予防の調査研究がフィンランドで行われました。この調査の結果、β‐カロチンを投与した集団は、投与しなかった集団より肺ガン発生率が一八%も高いことがわかりました。この報告は「フィンランドショック」ともいわれ、関係者に大きな衝撃を与えました。しかし、この調査研究では合成のβ‐カロチンが使われたため、天然のβ‐カロチンの評価にはならず、天然のβ‐カロチンのガン予防効果は変わらないとする専門家もたくさんいます。また、β‐カロチンの抗ガン効果は、β‐カロチンを単独に摂取するのではなく、他のカロチン類(α‐カロチン、リコピンなど)と一緒に摂ることにより、ガン予防効果がいっそう確実になることが、多くの専門家によって認められています。
端午の節句には、菖蒲湯に入り、かしわもちを食べる習わしがあります。菖蒲は前にも述べましたが、邪気を払うといわれることから、これを入れた風呂につかって無病息災を願います。また、菖蒲湯は、体がよく温まり、冷え症、筋肉痛、疲労回復などに効果がありますから、連休の疲れを取るにはもってこいです。かしわもちを食べるのは、かしわの葉は、若葉が芽吹いた後で古い葉が落ちるので、「家の後継ぎが絶えない」という縁起をかついでのことです。かしわもちは、五月人形の飾りつけにも使われます。五月人形は3段飾りが一般的ですが、まず上段に武将のシンボルであるよろいかぷとを飾り、左右に太刀を置きます。中段に陣太鼓、陣笠、軍扇を並べ、下段にかしわもちと菖蒲酒を供えます。かしわもちの代わりにちまきを供えたり、両方いっしょに供えることもあります。