a−リノレン酸を10パーセント程度含むナタネ油、ごく微量をふくむラード、ほとんどn−3系列の脂肪酸をふくまないパーム油を、それぞれ6パーセント含むエサでほとんどがガンで死ぬ系統のネズミを長期間飼い、その寿命にあたえる影響を調べてみました。それによれば、パーム油食以外のエサで飼ったネズミは15ヵ月(ヒトでは50〜60歳ぐらい)後でも80パーセント以上は生きているのですが、パーム油食を食べたオスのネズミは15ヵ月後になると60パーセントが死亡し、40パーセントしか生き残れませんでした。そこで、ネズミのn−3系列の脂肪酸の欠乏度を調べてみると、やはり、パーム油食を食べた木ズミがいちばん欠乏しており、次にラード食を食べたネズミ、ナタネ油食を食べたネズミの順になっていました。この実験からn−3系列の脂肪酸が不足するとガンになりやすくなり、長生きしにくいことがわかります。このように、多くの研究成果を見てみると、やはりn−3系列の脂肪酸にはガンになりにくくする効果があるようです。私たちも、元気で長生きしたいなら、DHAが多くふくまれた魚を十分に食べることが、肝心です。
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