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KGB博物館はホントにすごい

スパイ小説や映画が大好きな人は、モスクワの旧KGBの博物館を訪ねてみよう。一四世紀からの諜報活動の歴史を集めたというこの博物館には、KGBの歴代長官や、かつての有名なスパイのプロフィールや何十種類ものスパイ道具が展示されている。旧ソ連のスパイが実際、使用していたものもあれば、西側のスパイから没収したものもある。秘密情報を送信するためのアタッシュケース型の衛星通信システムや、樹木に見せかけた飛行監視装置、雑誌を使った暗号システムなど見ているだけで、ワクワクしてしまう。この博物館は、予約のグループ制で一般に公開されている。なんと、元KGBのスタッフがガイドとして解説もしてくれる2時間ほどの見学ツアーだ。スパイ小説マニアには、まさにたまらない演出。真実は小説よりも、興味深いに違いない。

カフェの「温かさ」

「冷たい」パリで、唯一温かいのが街角のカフェである。アパルトマン最上階の貧乏人も、通りに面した2階の高級アパルトマンに住む大金持ちも、平等に利用できるのが、1階の路上に店を開けるカフェである。アパルトマンに暮らす人々にとっては、このカフェが、自宅のリビング代わり。一日に何度も訪れ、人との待ち合わせから、簡単な書き物、あるいは読書を楽しむのである。だから、パリのカフェは、滞在中気に入ったら何度も通いつめ、店側に顔を覚えられるようにしておくのがいい。さて、その「カフェ」の入り方だが、最近日本でも流行っているオープンカフェとほぼ同じである。つまり、1.勝手に空いている席に座る。2.席は、街頭に面したテラス(Terrasse)、室内席(サルSalle)、カウンター(コントワールComptoir)の3種類。3.しかる後、“ムッシュ!(Monsieur)”と呼ぶと、担当のパーマンがやってくる。“ギャルソン”では馴れ馴れし過ぎる。飲み物は、単にカフェといえば、エスプレッソが出てくる。以下、日本との違いをまとめておこう。

腕時計だけは、スイスで買わずに香港で買う

腕時計だけは、スイスで買わずに香港で買う。ある時、ジュネーブに行った時、パテックーフィリップの本社に入って値踏みをしたところ、香港で買うよりもずっと高かった。しかもスイスではなかなか値引きに応じてくれない。香港の人にきいてみても、香港で買った方がずっと安いという。以来、スイスに行っても、時計屋の店頭を覗くことすらやめてしまった。ジュネーブやチューリッヒにあるようなもので、香港の時計屋のショーウインドーでお目にかかれないものは一つもないからである。香港はいわゆるフリーポートで、化粧品、薬品、アルコール、煙草の類以外は原則として無税で輸入ができる。しかも香港の商人たちは、お金さえ儲かればよいのだから、値引きにも応じてくれるし、定価に固執したりはしない。だからイギリスやイタリアのブランド商品でもうっかりすると、ロンドンやローマやヽミフノにある本店で買うより安い場合がある。ただ輸入品であるために、その品物がなかったり、サイズがなかったりということが起こる。その代わりシーズンの変わり目には、本店でもやらないような大掛かりなバーゲンーセールをやるから、ちょうどそのシーズンに行きあわせると、うんと安い買物ができる。