英語はいくつからやるべき!と思いがちですが、仕会人になってから英語をモノにしようと思うなら、じつは「30歳を過ぎてから」のほうが失敗もないと私は思います。なぜなら、20代っていうのは自分のキャリアの土台を築く時間。大学を出て専門分野に分かれて、仕事を覚えて、経験を踏んで、ある程度の実績を挙げていく。そういう土台をつくる重要な時期に、特に英語が必要でもないのに、無理矢理時間をつくって勉強する必要はないと思うのです。それより、自分がやりたいことや、キャリアに向かって頑張ったほうがいい。また精神的な面でも、20代と30歳過ぎとではやっぱり違う。20代っていうのは、英語に関して余裕がある。まだいいや、仕事で必要になったらやればいいや、くらいなもので、そんなに真剣に取り組みません。しかも若気の至りで、「どうせ将来は、英語くらいしゃべれるようになるから」という、笑っちゃうような根拠のない自信があるものです。かくいう私もそうでした。若いし、もうちょっとあとでもいいやって思って、目の前にある課題に取り組むわけですよ、もちろん日本語で。でもそれでいいのです。そうして30代になると、仕事にもちょっぴり余裕が出てきます。そこで考えるのが、いよいよ30代で英語をやらないと、すぐ40代になってしまって。そしたらだんだん脳細胞が衰えてきて、美貌も危なくなってきて、ジジババになって。もう50じゃないか〜!どうしよう!私って英語負け組人生?って、こう思うようになる。英語をマスターするのに10年近くかかるとしたら、40代から始めたら、しゃべれる頃には50代で、せっかくやっても気がつけばもう寿命じゃないかって思うから。だから精神的な面で、30代は忙しいけど切羽詰まっているっていう意味では「やりどき」なんです。20代だとまだまだ逃げのいい訳がいっぱいあるけど、30代ではもう先はないですから、真剣にならざるを得ない。このプレッシャーがいい効果をもたらすのだと、私は信じています。これが、やたらに早くから英語をやらなくてもいい理由です。